ゲームスナッチ管理人のユウ(@gamesnatch1988)です。。PS4/XboxOneで2020年4月にカプコンより発売となったサバイバルホラー「BIOHAZARD RE:3」をクリアしたのでレビュー記事を作成しました。
目次でチェック!
ゲーム概要
ジャンル | サバイバルホラー |
ハード | PS4/XboxOne |
メーカー | カプコン |
発売日 | 2020月4月3日 |
価格 | 7,800+税 |
レビューバージョン | v1.00(PS4Pro) |
ストーリー
合衆国中西部に位置するラクーンシティの郊外で謎の行方不明事件が発生。
事件の調査に赴いた警察の特殊部隊S.T.A.R.S.は壊滅状態に陥りつつも、
製薬会社アンブレラ社の生物兵器t-ウィルス漏洩による生物災害(バイオハザード)が
原因であることを突き止める。
ジル・バレンタインを含む生き残った隊員たちは真相を告発しようとするが、
警察組織でさえアンブレラ社に掌握されており、告発は握りつぶされてしまう。
しかし、街には“人食い病”の変異が起こり始め、凶暴な野犬が徘徊しだす。
ウィルスによる感染が街に拡大してゆく中、ジルは生き延びる決意を新たにする。
しかしジルはまだ知らない。
すべてを消し去るべく、最強の使者が既に放たれていることを―
(公式サイトより引用)
評価点
PS4トップレベルのグラフィック
昨年発売となったバイオハザードRE2のグラフィックも素晴らしかったので予想通りながら、本作のグラフィックもPS4トップレベルといって問題無い出来になっています。REエンジンで描かれるフォトリアルなグラフィックがホラー演出を一段上のレベルに押し上げています。
今回は屋内だけではなく、屋外のロケーションも追加されており、特にラクーンシティの夜景は印象に残りました。またモンスターの種類は少なめですが、その分緻密に描かれており、グロテスクで恐怖の対象としてインパクトのある映像になっています。
アクションアドベンチャー好きにもおすすめ
バイオハザードといえばジャンルは王道のサバイバルホラーです。バイオハザードRE3もサバイバルホラーであることは間違い無いのですが、RE2と比較してホラーからアクション寄りのゲーム性に変わったことに加え、ロケーションの多彩さ、スピーディでド派手な演出、緊急回避のアクション要素の追加により、アクションアドベンチャーが好きな方にもオススメできるタイトルになっていると感じました。特に緊急回避については、重要なアクションとなっており、本作をプレイするにおいて習得は必須かもしれません。
謎解き要素は前作より控えめですが、探索の楽しさは健在です。ユーザーインターフェースも丁寧で、マップ画面では探索が完了した場所は色が変わって知らせてくれますし、目的地も表示されますので、迷いながらもルートを構築し探索するのがとても楽しかったです。
RE2の2日前から始まるストーリーは、RE2を補完する役目も果たしており、シリーズファンにとってはRE2にどのように繋がっていき、どのような結末を持ってラクーンシティの物語が終わったのかといった、時系列に沿った細かい内容を楽しむこともできると思います。
ネメシス(追跡者)に恐怖する
パッケージにも描かれている本作を象徴する敵対するモンスターがネメシス(追跡者)です。ある程度登場が予測できる他のモンスターと違い、ネメシスに関しては壁を突き破ってくるなど、意表をついた強襲が気の抜けない緊張感と恐怖を増長させてくれます。前作のタイラントと異なり、スピードも早く、火炎放射器やロケットランチャーといった重火器も使用してくるので気が抜けません。
また、弾薬管理が重要なバイオハザードにおいて、ゾンビに対してはできるだけ弾薬を節約しておき、ネメシス(ボス)戦で一気に放出するといった点に、ゲームプレイの緩急や爽快感を感じました。
前作に引き続きリプレイ性が高い
初期のバイオハザードシリーズでは顕著ですが、洗練されたレベルデザインによるリプレイ性の高さは本作でも健在です。前作であるバイオハザードRE2と比較するとリニアな進行が多いのは確かですが、進行ルートの自由度やアイテム確保の順序、弾薬管理や使い所など、一定の自由度は持たせてあるため、周回しながら攻略を打ち立てていくのが楽しい要素となっています。
また、一周クリアすることで解放されるショップでは、シリーズのお約束である無限ハンドガンやロケットランチャー、所持することで能力を高められるコインなどがゲーム内実績の達成により取得できるポイントで購入することができるので、周回の目標が立てやすく、リプレイ性の高さに繋がっています。
非対称マルチのレジスタンスを同梱
本パッケージには、ソロプレイ用の「バイオハザードRE3」に加え、非対称対戦型マルチプレイ用の「バイオハザードレジスタンス」が収録されています。4人のサバイバーとなって脱出を目指す側、脱出を阻止するマスターマインド側に分かれて対戦を行います。
ソフトを挿入すると個別にインストールでき、独立したタイトルとしてプレイできます。また、トロフィーも完全に別になっていますので、管理もしやすくなっています。
バイオハザードRE3のみで見ると少し短めの内容ですが、バイオハザードレジスタンスが収録されているので、フルプライス分の価値は十分に満たせていると思います。筆者は非対称マルチプレイに造詣が深くないため、ゲームバランスについては言及しませんが、本編クリア後に息抜きに楽しんでいます。
問題点
メインストーリーだけだと短い
タイトルにもなっていることから、本作はあくまでソロプレイ用のバイオハザードRE3がメインです。クリアタイムはおそらく1週目で6〜10時間程度と比較的短めになっています。マルチプレイ用のバイオハザードレジスタンスが同梱されているとはいえ、オンライン対戦に興味の無い方にとっては少し物足りないと言えるかもしれません。素晴らしいリメイクであるが故にシングルプレイはあっという間の時間になりました。
総合評価
カプコンは傑作となったバイオハザードRE:2に引き続き圧倒的な完成度のリメイク作を送り出すことに成功した。PS4トップレベルのグラフィックで描かれるラクーンシティとグロテスクなモンスターは必見だ。ジェットコースター的なスピード感のあるド派手な演出と緊急回避によるアクション性の向上により、サバイバルホラーファンはもちろんアクションアドベンチャー好きにもおすすめできる。本作の象徴的な存在である神出鬼没のネメシスの存在によりエンディングに到達するまで気が休まることは無いだろう。楽しすぎるが故にあっという間に終わってしまうのが唯一の欠点である。
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